スカーレットセージ(リーリーレフア)

Texas sage (Salvia coccinea)

Salvia coccinea
Salvia coccinea | Photo by Forest & Kim Starr

シソ科の一年草あるいは多年草。

日本語名 スカーレットセージ(同名異種あり)、ベニバナサルビア
ハワイ語名 līlīlehua
英語名 Texas sage、scarlet sage
学名 Salvia coccinea
分類 シソ科(Lamiaceae)アキギリ属(Salvia)サルビア属ともいう
その他 外来種(alien)

分布

A

原産地はアメリカ合衆国南東部、テキサス州、南アメリカなど。ハワイではオアフ島、モロカイ島、ラーナイ島、マウイ島、ハワイ島で帰化しており、標高50〜1,000mの乾燥した場所に生育する。

特徴

茎は直立し、高さ50〜100cmになる。葉は長さ2〜7cm、幅0.8〜3cmで、縁にギザギザがある。花は赤色で、長さ2.5cm、細長い。

リーリーレフア

ハワイでは1870年代以前という古い時代から帰化しており、リーリーレフア(līlīlehua)というハワイ語名もつけられている。

リーリーレフアは、オアフ島のパーロロ(Pālolo)やマウイ島のワイエフ(Waiehu)に降る風雨の名前でもある。

また、パーロロにはリーリーレフアという女性が住んでたといわれ、彼女とモオ*との恋愛伝説が知られる。その伝説がヒントになって作られたというハワイアンソング「Pua Lili Lehua(プアリリレフア)」は、フラのメレ(曲)として人気が高い。

*Moʻo。ハワイの伝説によく出てくる、トカゲのような爬虫類

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