Erckel’s Francolin (Pternistis erckelii)
1957年にハワイに移入されたシャコ。ハワイでは帰化して定着しているが、原産地のエリトリアやエチオピアでは数が減っているそうだ。ハワイでは、狩猟鳥としてハンターたちに人気がある。
日本語名 | クロガオシャコ |
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ハワイ語名 | — |
英語名 | Erckel’s Francolin |
学名 | Pternistis erckelii 旧:Francolinus erckelii |
分類 | キジ科(Phasianidae) |
その他 | 外来種(alien) |
分布
A
主要6島ではマウイ島を除いたすべての島々で見られる。特にカウアイ島とハワイ島に多い。ハワイ島のマーマネとナイオの森では、カンムリウズラ(Callipepla californica)とともに安定して定着しているようである。オアフ島では北西部に生息するが、数は少ない。他のシャコ類よりも高地を好む傾向がある。標高が300mより高い、峡谷の多い乾燥した低木林や草地を好むようだが、300mより低い水気の多い森にも生息する。
形態
全長41cm。ハワイのシャコ類の中では最も大型。オスとメスは同じ色。体は明るい茶色と白の斑。頭は茶色。目の上は黒色で、太い眉毛のように見える。喉は白色。尾は短い。
生態
朝や夕方の、特に雨の日には、車道に姿を表すことも少なくない。カウアイ島のコーケエ・ロード(Kōkeʻe Road)などでよく見られる。「クワッ、クワッ、クワッ」という大きな鳴き声は、人の笑い声に似ている。そのため「Laughing Bird(笑う鳥)」とも呼ばれる。ワイメア渓谷(Waimea Canyon、カウアイ島)では、クロガオシャコが鳴くとその特徴的な高笑い声が静かなキャニオンに響き渡る。
サザナミシャコ
近縁種のサザナミシャコ(Francolinus adspersus)は、1964年にハワイに移入された。ハワイ島のチェーン・オブ・クレーターズ・ロード(Chain of Craters Road)沿いなどで見られる。こちらは明るい赤色の嘴と足、目の周囲の黄色い皮膚が特徴。
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