チドリ(千鳥)まとめ

Plovers in Hawaiʻi

チドリ
左:コーレア(ムナグロ)、右:フタオビチドリ

チドリ科の鳥は世界的に分布するが、ハワイには、ダイゼン、コーレア(ムナグロ)、ミズカキチドリ、フタオビチドリの4種が冬鳥として飛来する。他に、メダイチドリ、ハジロコチドリ、コバシチドリの3種が迷鳥として確認された記録がある。ただし、ハジロコチドリ以外は、北西ハワイ諸島のみでの飛来記録である。

ダイゼン Black-bellied Plover

日本語名 ダイゼン(大膳)
ハワイ語名
英語名 Black-bellied Plover、Gray Plover
学名 Pluvialis squatarola
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 渡り鳥(visitor)

北極圏で繁殖し、越冬のために南アメリカ、アフリカ、インド、オーストラリアなどに渡る。ハワイには9月に少数が飛来する。ハワイでは、干潟や海岸沿いに1羽でいることが多い。コーレアと違って、島の内陸部にいることはあまりない。

全長29cm。コーレアにとても似ている。コーレアよりも体が大きくてずんぐりとしており、くちばしが太いが、2種が隣同士で並んでいない限り、識別するのはなかなか難しい。飛翔時は、黒い腋羽(わきばね)と、白い腰でコーレアと区別できる。

北アメリカではBlack-bellied Plover(腹が黒い千鳥)と呼ばれるが、その他の英語圏ではGray Plover(灰色の千鳥)と呼ばれる。

コーレア(ムナグロ)Kōlea (Pacific Golden-Plover)

本種については、コーレア(ムナグロ)のページに詳しく書いたので、そちらをご覧いただきたい。

コーレア(ムナグロ)

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コーレア(ムナグロ)

ハワイの野鳥

メダイチドリ Lesser Sand-Plover

メダイチドリ
メダイチドリ | 写真:Pixabay
日本語名 メダイチドリ(目大千鳥)
ハワイ語名
英語名 Lesser Sand-Plover、Mongolian Plover
学名 Charadrius mongolus
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 迷鳥(vagrant)

ユーラシア北東部やアラスカ西部で繁殖し、インド、東南アジア、オーストラリアなどに渡って越冬する。ハワイでは、北西ハワイ諸島で2度の飛来記録があるのみ。

全長19cm。冬羽は灰褐色で目の上と顔の前部が白い。下部は白色。繁殖羽は胸に赤みがかった太い帯がある。足は濃い灰色。湿地、砂浜、芝の広場などで、本種と似たような他種の小型の鳥たちも交えた群れを作ることが多い。

ハジロコチドリ Common Ringed Plover

日本語名 ハジロコチドリ(羽白小千鳥)
ハワイ語名
英語名 Common Ringed Plover
学名 Charadrius hiaticula
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 迷鳥(vagrant)

イギリス、ユーラシア北部、グリーンランド、アイスランドなどで繁殖し、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアに渡って越冬する。ハワイの主要な島々では、過去に2度だけ目撃された記録がある。全長19cm。

ミズカキチドリ Semipalmated Plover

日本語名 ミズカキチドリ
ハワイ語名
英語名 Semipalmated Plover
学名 Charadrius semipalmatus
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 渡り鳥(visitor)

北アメリカ北部で繁殖し、北アメリカ南部や南アメリカで越冬する小型のチドリ。ハワイには冬鳥として少数が飛来する。

全長15cm。上面は褐色。下面は白色。胸に1本の濃い帯がある。くちばしは黒くて短い。足は黄色。繁殖羽はハジロコチドリとほぼ同じ外見になる。英語名は「半蹼足*の千鳥」という意味。

*はんぼくそく。カモ類やカモメ類のように、足の前3本の指が水かきで繋がっているものを蹼足といい、退化した水かきが指の付け根に残っている場合は半蹼足という。

フタオビチドリ Killdeer

フタオビチドリ
フタオビチドリ | 写真:Pixabay
日本語名 フタオビチドリ
ハワイ語名
英語名 Killdeer
学名 Charadrius vociferus
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 渡り鳥(visitor)

ハワイには冬鳥として少数が飛来する。北アメリカでは農地、広場、公園などで一般的に見られるが、ハワイでは湿地にいることが多い。

全長27cm。上面は灰褐色。下面は白色。首と胸にある2本の黒い帯と、目の周りの明るいオレンジ色がトレードマーク。ミズカキチドリに似ているが、ミズカキチドリはフタオビチドリよりも体が小さく、胸の黒い線が1本しかない。

コバシチドリ Eurasian Dotterel

日本語名 コバシチドリ(小嘴千鳥)
ハワイ語名
英語名 Eurasian Dotterel
学名 Charadrius morinellus
分類 チドリ科(Charadriidae)
その他 迷鳥(vagrant)

アラスカ西部やユーラシアで繁殖し、アフリカ北西部、ヨーロッパ南部、ペルシア湾などで越冬する。ハワイでは、北西ハワイ諸島のクレ環礁(Kure Atoll)で、1964年9月に1羽のメスの飛来記録があるのみ。

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