Chukar (Alectoris chukar)
アジアと東ヨーロッパ原産のシャコ。1923年にハワイに移入された。ウズラを少し大きくして明るい色にしたような鳥。
日本語名 | イワシャコ(岩鷓鴣) |
---|---|
ハワイ語名 | — |
英語名 | Chukar |
学名 | Alectoris chukar |
分類 | キジ科(Phasianidae) |
その他 | 外来種(alien) |
分布
A
トルコからインド北部にかけて、チベット、モンゴル、中国北部に分布する。ハワイでは、外来種として主要6島すべてに生息する。アメリカ本土やニュージーランドにも移入されている。モロカイ島、ラーナイ島、マウイ島、ハワイ島に多い。カウアイ島とオアフ島では少ない。標高300mから3,000mの、植物があまりない、乾燥した開けた岩場を好むが、水場が近いことが多い。
形態
全長35cm。オスとメスは同じ色。上面は灰色がかった茶色で、下面は明るい。喉は白色。耳の部分は茶色。目は黒色で、周りに赤い輪がある。脇には白と黒の濃い縦縞がある。額から目、首、胸にかけて黒く太い線が通る。くちばしと足は濃いピンク色。1959年にハワイに移入されたハイイロイワシャコ(英語名:Rock Partridge、学名:A. graeca)に似ているが、ハイイロイワシャコは定着しなかった。
鳴き声
「チャック、チャック、チャック、チャック」と大きく鳴く。英語名や種小名のChukarは、この鳴き声に由来する。Chukarは、ヒンディ語での本種の名前でもある。メスはニワトリの雌鶏のように「コッ、コッ、コッ、コッ」と鳴く。属名のAlectorisは、「雌鳥」という意味のギリシア語である。
生態
ハワイでは標高が高い火山地帯にうまく適応していて、ハレアカラー(Haleakalā、マウイ島)やサドル・ロード(Saddle Road、ハワイ島)などでは、岩の間を走っている姿をよく見ることができる。ときどき岩の上に立って辺りを見渡す。警戒心が強く、驚くと素早く飛んで逃げ去る。繁殖期でない時期には大きな群れを作ることが多い。
作成日: